ゴーストライターの本音を聞く機会

ライティングの様子

非常にアウトローなフリーライターをしている私は、世間のフリーライターとは違い少し斜に構えた視点で取材をするのが売りだ。そんな私が今回の記事のテーマに選んだのが、ゴーストライター。基本的にゴーストライターなどという職業の人間はいないとされている。なぜならば、ゴーストライターの存在が明るみになってしまえば、その本や音楽を著作物として発表した人が実は何の才能もなく、ただマスコットキャラクターとして存在しているに過ぎないことを証明してしまうからである。しかし、和製ベートーベンとまで言われたにも関わらず、実はゴーストライターを雇い、自分で音楽を作っていなかったS氏を例に挙げれば、世の中にはかなりの数のゴーストライターが存在していると言っても過言ではないだろう。

そして、そんなゴーストライターとしての職業を確立している人間に独自のルートでアポイトメントを取り、取材をすることができた。その取材は世にも稀で貴重なゴーストライターの本音を聞く機会となりえたのが大きな収穫だったと思う。
(参考:コーヒー飲んで糖尿予防できたら苦労しませんよね

ゴーストライターであるA氏は、これまでに数々の芸能人のゴーストライティングをしてきた経歴があると言う。かつて某アイドルが自筆した書籍の感想を聞かれて「まだ読んでないからわかりません」と答えてしまったように、芸能界とゴーストライターの関わりはかなり密接である。そんなA氏が語るゴーストライターとしての本音は、意外なものであった。それは「プロとしてやっている以上、この仕事に誇りを持っている。」ということだ。普通ゴーストライティングはその著作物を購入した人を騙すことであるわけだから、後ろめたい気持ちになるものだと思う。しかし、A氏が言うにはライティング業務には色々な形態があり、その形態のひとつがゴーストライティングに過ぎないという本音を持っていた。この本心から出る意見には、ゴーストライターの誇りのようなものが感じられた。